人と地域を愛する、心ゆたかな人材を育成

教員紹介

    杉本 龍紀
    (Sugimoto Tatsunori)
役職・職階 学長・教授
所属 生活科学科 生活科学専攻
担当科目 経済学、地域の経済と産業、論文・レポート作成技法
専門分野の概要 主に日本の労働問題(雇われて働くことに関係する様々な事柄)、たまにロシア極東の労働・生活について
学位と業績
専門分野の詳細 入学を検討中の方へ一言 私の趣味

専門分野の詳細

この社会で生きるには、自分自身または家族が働かなければなりません。
企業などに雇われて働いていると、労働時間が長い、休暇が取りづらい、給料や昇進に不満がある、上司や同僚との関係がうまくいかないなどの仕事・働くことに関わる悩みや不満・不安を感じることが少なくありません。
仕事・働くことに関する問題状況を調べ、それらの「なぜ」を問い、そこにどんな意味や課題があるのかを探っています。

入学を検討中の方へ一言

高校での学び(学習)の柱は、幅広い分野の知識の獲得と他者(たとえば教員)から与えられた問題の解き方を身につけることにあります。
それに対して短期大学を含めた大学での学び(学修)の柱は、体系的で深い学問的知識を獲得し、それを用いて自分で問題・課題を見いだし、自分で答えを導き出せるよう、問題・課題の解決・改善する基礎的な能力・資質を得ることにあります。苦しくも楽しくもありますが、その力は一生ものです。

私の趣味

趣味とは言えませんが、様々な本を読みます。
小説や関心のある専門書以外の多くの本は、「見る」=斜めに飛ばし読みします。「世界を理解したい」という若い頃の野望の残骸が生み出す「年もとったし、残された時間でたくさん読まねば」という思いが、本を「見る」という愚行へと誘うのでしょう。
私が見聞きし経験できることは、この世界のひとかけらにも足りません。書物はその限界を突き破ってくれます。まだまだ愚行を続けます。

    山﨑 美枝
    (Yamazaki Mie)
役職・職階 生活科学科長・教授
所属 生活科学科 食物栄養専攻
担当科目 栄養指導論、給食実務演習、スポーツ栄養学
専門分野の概要 専門はスポーツ栄養、栄養教育・食育です。主にアスリートの栄養サポートについて研究や実践を行っています。
学位と業績

専門分野の詳細

オリンピックメダリストはじめトップアスリートは何を食べているのだろうか? 何を食べたら強くなれるのだろうか? 特に運動部に所属している高校生は興味があることでしょう。実はこれを食べたら勝てるという食べ物は存在しません。
スポーツ栄養学は選手が最大限の力を発揮するために身体を万全の状態にする食事、怪我やスポーツ障害を予防する食事を中心に考え、種目や体格、時期や目的によってサポート方法を検討します。

入学を検討中の方へ一言

「食」という文字は「人を良くする」と書きます。本来、人を良くするはずの「食」が、食べ方によっては生活習慣病や要介護状態を招く要因になるなど、食と健康に関する課題は山積みです。美味しく食べることは心と身体の栄養になりますが、美味しいだけでは健康を保持増進することはできません。ですから栄養のプロフェッショナルである栄養士の活躍が求められるのです。
「食」に興味のある方はぜひ一緒に学んでみませんか。

私のひとりごと

私は栗のお菓子が好きで、特にモンブランと栗きんとん(おせち料理のではなく和菓子の)には目がありません。今年の母の日、なんと高校生の娘がサプライズで手作りモンブランをプレゼントしてくれました。Webでレシピを探してチャレンジしたそうで、市販のむき栗をふんだんに使った逸品です。私にとっては今まで食べた有名店のモンブランよりもはるかに美味しい世界一のモンブランでした。心が満たされた母の日でした。

期待する学生像

生活科学専攻では社会の動向や日常生活、地域社会の現状に関心をもち、それに対する改善や活性化に関わる意欲があること、さらに、仕事に関わる知識・技能、コミュニケーション力、社会人基礎力を身につけ、自立した職業人として地域社会に貢献する意欲がある学生を求めています。
食物栄養専攻では健康、人体、食品、栄養分野を専門的に学ぶことに意欲があり、周囲の人と協力、協調してものごとを遂行することができ、地域の人々の健康増進に学修成果を生かそうとする学生を求めています。

2年間の成果

生活科学専攻ではビジネス実務士、観光実務士、メディカルクラーク(医科)、図書館司書、社会福祉主事任用資格の取得とともに幅広い教養を身に付け、各職場で活躍できる社会人基礎力を養い、地域のことを熟知し、自ら積極的に地域と関われる力を修得します。
食物栄養専攻では栄養士、フードスペシャリスト、社会福祉主事任用資格の取得とともに、現代における健康維持・増進の重要性を踏まえ、食と栄養の確かな科学的知識とそれを実践できる技能を持ち、地域社会に貢献できる力を修得します。


    岩松 恵
    (Iwamatsu Satoshi)
役職・職階 教授
所属 生活科学科 生活科学専攻
担当科目 英語、ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ、生活科学基礎演習
専門分野の概要 英語教育学、教授法を中心に研究しています。また、英語と日本語の対訳本の出版もしています。
学位と業績

専門分野の詳細

英語教育学、教授法を中心に研究しています。また、釧路をより多くの観光客に紹介するため「 Let’s say “Hello!” on Nusamai Bridge. 」を出版したり、アイヌ民族の歴史や文化についての理解を広めるために「 Let’s say “Irankarapte!” in Hokkaido. 」などを日英対訳で作成し、釧路管内の学校や英語学習者に寄贈しています。

入学を検討中の方へ一言

急速にグローバル化が進んでいる現代社会において英語の習得は不可欠で、私たちの身の回りには英語が溢れております。しかし、日常的に英語で会話をする機会は少なく、英語の習得に基礎の段階で苦労した人も多いと思います。本学では「英語リメディアル講座」も開設し、補習の授業も行っています。わかりやすい授業を心がけますのでご安心ください。

私の趣味

大学まで野球を続け、教員になっても約30年間、野球部の顧問、そして8年間剣道部の顧問をしていました。6年前本学に転勤後は剣道だけを続けていましたが、 昨年2月よりコロナのために剣道も一切行っていません。自転車で遠出するのと古い車の整備を楽しんでいます。


    庄司 清彦
    (Shoji Kiyohiko)
役職・職階 教授
所属 生活科学科 生活科学専攻
担当科目 地域フィールド調査論、地域と観光Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、生活と法、表現技法
専門分野の概要 メディア学を専門としています。映像、音、写真、文字など情報を伝えるための媒体を研究対象としています。
学位と業績

専門分野の詳細

人から人に情報やデータ、メッセージ(便り)を伝えるモノがメディア(媒体)です。テレビ、映画、ラジオ、新聞、雑誌、ソーシャルメディア(SNS)等伝え方や手段は、様々です。10年後にはもっと違う機器(デバイス)が出てくるでしょう。スマートフォンが無くなり、身体の一部に装着されるようなもの(ウエイラブル)になっているかもしれません。人間にとって、健全な社会にとって望ましいメディア、そのあり方を探る研究分野です。

入学を検討中の方へ一言

わたしの前職は、放送記者でした。この国で起きた大きな事件や災害の現場で、時に心が破裂しそうになる日々でした。山口組対一和会暴力団抗争、北海道南西や阪神・淡路大震災、オウム真理教事件、道庁・道警裏金事件、そして東日本大震災。
人生の中で全く予期せぬ出来事が突然自分の身に降りかかってくる事があります。その時に「自分の頭で考え乗り切る能力」が求められます。何が正しいのかを考え、悩む2年を過ごしてください。

私の趣味

私の趣味は山登りです。と言っても夏山の日帰り登山だけです。もっとも高い山の頂上に立ったのは標高 3,026 m、長野県松本市にある乗鞍岳ですが、2,700mまでは車で行けてしまいます。標高だけで言えば3,454mスイスのユングフラウです。ただ、これも登山電車に乗っただけです。2022年は久しぶりに大雪山旭岳に登りました。頂上からの眺めは「何時間でも見ていられる景色」です。「山に連れて行ってください」と研究室を訪ねてくる学生を待っています。


    室田 享子
    (Murota Kyouko)
役職・職階 教授
所属 生活科学科 食物栄養専攻
担当科目 臨床栄養学、ライフステージ栄養学、給食計画演習、給食実務校外実習
専門分野の概要 成長や発達、健康や病気と食事の関連を学びます。また、給食を提供するために必要な知識と技術を修得します。
学位と業績

専門分野の詳細

食と栄養は、成長・発達、健康の維持・増進に欠くことができないものです。
適切な食事は成長を促し、健康を増進・回復させますが、不適切な食事は発育の不良や疾病の憎悪をもたらします。身体の仕組みと栄養の密接な関係を知り、食事から何をどれだけどのように摂るのかを学びます。
また、病院や介護施設、保育所など特定の集団給食施設で安全・安心な食事提供のための管理について学びます。

入学を検討中の方へ一言

「 You Are What You Eat ~ あなたの体はあなたが食べたもので作られている 」という言葉があります。みなさんは、ふだんの生活のなかで意識することはありますか?
ふだん口にする飲み物、チョコレートやクッキー、おにぎりやサンドイッチなど・・・パッケージにあるカロリーや塩分の栄養表示に目をやってみましょう。食べ物と栄養のことを身近に感じることができるかもしれません。

私のひとりごと

“下手の考え休むに似たり”
毎日の生活で、やりたくないなと思うことありますよね。どうしようなんてあれこれ考えていても良い考えが浮かびません。なんだか身体も疲れてきます。そんな時、何でもよいので目についたことから始めてみます。そのうちどんどん身体が動いてきてなんだかスッキリしてきます。不思議ですね。でもどうしようもなく疲れている時は休むことが一番です。

卒業後の進路

生活科学科食物栄養専攻は、栄養士の免許を取得できます。
9割以上の卒業生は、栄養士として就職しています。おもには、給食受託会社に入職し病院や高齢者施設で働いています。その他には幼稚園や保育所、福祉施設などがあります。栄養士として3年間の実務経験を得ると管理栄養士の国家試験を受験することができます。


    厚海 洋幸
    (Atsumi Hiroyuki)
役職・職階 講師
所属 生活科学科 生活科学専攻
担当科目 観光総論、キャリアデザイン、ビジネス文書演習、コミュニケーション演習
専門分野の概要 専門は、地方創生、人口減少、地域経済、観光振興です。
特に合計特殊出生率の地域差・変動要因や地域の経済・社会史と人口動態の関係について研究しています。
学位と業績

専門分野の詳細

多くの地方自治体で人口減少が進み、労働力人口の減少や市場規模の縮小が経済の衰退を招き、地域の持続性を損なう状況が懸念されています。
地域の人口減少問題を踏まえ、出生数に強く影響する要因の分析や、過去の人口動態を大きく動かした経済・社会事象、そして今後の発展の方向性としての観光産業の振興等を研究することで、釧路・根室地域の持続的なまちづくりに貢献してまいります。

入学を検討中の方へ一言

本学では、観光実務士・ビジネス実務士の養成を通じ、地域に求められる人材の育成に努めています。社会人として・釧路人として・北海道人としての知識・素養を身につけ、様々なことにチャレンジする「総合力」と生涯学び続ける「学びの基礎能力」をもった人材となり、地域社会で活躍いただけるようサポートしてまいります。

私のひとりごと

私はキャンピングカーで旅に出て日本各地の素晴らしい気候風土を満喫しています。「地域を知る」こと、これは他地域と比較することで、自らが住む地域の特色を明確にすることができます。
私たちが暮らす東北海道は、すぐ近くに自然があって四季を感じながら健やかに過ごせる環境に恵まれた地です。皆さんも、この地域の素晴らしさを知るために「旅」に出ましょう。

卒業後の進路

公務員や民間企業での経験と地域企業とのつながりを生かした実務教育を展開し、社会の変化に対応できる学びの基礎力を身に付けた学生の育成に努めています。
生活科学専攻は多彩な資格取得が可能で幅広い進路の選択に繋がっており、その進路は総合職、一般事務、販売・営業職をはじめ医療事務職や官公庁、金融機関、図書館司書など多岐にわたります。多くの卒業生が釧路市内の企業に就職し、地域経済の担い手として活躍しています。


    高木 真美
    (Takagi Mami)
役職・職階 講師
所属 生活科学科 生活科学専攻
担当科目 図書館概論、図書館情報資源概論、図書館制度・経営論、子どもと読書
専門分野の概要 『図書館運営の変遷』と『子どもの読書活動』について研究しています。
学位と業績

専門分野の詳細

図書館の役割は時代によってどのように捉えられてきたのか?
図書館は、社会の中でどのような役割を果たすのか?
司書は、専門職として図書館でどのような仕事を行うのか?
大人も子どもも、誰もが無料で利用できる公立図書館のあり方をさまざまな角度から研究しています。

入学を検討中の方へ一言

公立図書館は誰もが無料で利用できる施設です。一体なぜ、無料なのでしょうか? そこには深い意味があるのです。図書館に興味がある方、専門職として図書館で働く司書になるための学びを釧路短期大学で体験してみませんか? 図書館で働くことはなくても、司書資格を取得する課程の学びは、深く豊かに社会を生き抜く力を養います。

私のひとりごと

図書館を利用するだけでは見えない図書館の姿があります。図書館を運営する側と利用者の目線を併せることでより良い図書館運営について考えることができます。
私が担当する「図書館活動研究ゼミ」では、学生たちが企画した事業を実際に釧路市中央図書館で開催しています。図書館事業を企画し、準備し、開催する過程で、授業だけではイメージできなかった図書館の世界について考えを深め、成長する学生たち。その姿に、私自身がたくさんのエネルギーをもらって、研究を続けています。


    髙橋 未佳
    (Takahashi Mika)
役職・職階 講師
所属 生活科学科 生活科学専攻
担当科目 調理学 (入門・基礎・応用) 実習、調理学、ビジネスマナー演習、子どもの食と栄養
専門分野の概要 エゾシカに係る食育、エゾシカ肉を使用した栄養教育です。
北海道全域の地域課題であるエゾシカ問題について研究・実践・レシピ開発を行っています。
学位と業績

専門分野の詳細

私たちの生活を守るため、森を守るため、交通・列車事故を減らすために、年間14万頭ものエゾシカの命が犠牲になっています。
そのうちの2割弱しか利活用されず、残りの8割強はただただ廃棄されているのが現状です。この状況を伝えるのと同時に、高たんぱく質・鉄分豊富・低脂質の栄養価の優秀な食材であるエゾシカ肉の安心・安全・美味しい調理方法をお伝えしています。

入学を検討中の方へ一言

私たちは自身の命を繋ぐために、他者の命の犠牲(肉・魚・野菜・果物などを頂くこと)の上でしか、生きていけない生き物です。
私たちがより良い生活を送る上で、犠牲になっている命がある点や道東地域の野菜や果物の特産を知り、その命の安心・安全な取り扱い方、そして美味しく調理する方法の利活用手段を学んでいきます。

私の趣味

私の活動を知っている周りの方々から、エゾシカ伝道師と言われています。
その影響もあってか、エゾシカ(鹿)に関係するグッズに囲まれています。今では、自分でも鹿グッズの収集を楽しみとしています。その中でも、いつも一緒にいる鹿のぬいぐるみ(兄ちゃん鹿)は私の相棒でもあります♪


    諸橋 京美
    (Morohashi Satomi)
役職・職階 講師
所属 生活科学科 食物栄養専攻
担当科目 食品学総論、食品学各論、食品学基礎実験、食品学応用実験
専門分野の概要 食品の特性、成分、機能、またそれらの加工法について講義や実験を通して学んでいきます。授業以外では「食物アレルギー」について研究しています。
学位と業績

専門分野の詳細

わたしたちは食品を食べることによって生きています。ひとが生きていく上で欠かせない食品についての知識を身につけることで調理学、栄養学についてもより深く理解できるようになります。
実験では身近な食品を使って成分の検出や分析を行うことで、より食品に興味をもってもらえるように授業をすすめていきます。

入学を検討中の方へ一言

みなさんは毎日ご飯を食べるときやおやつを食べるとき、それが何で出来ているか、どうやって作られているかなど意識していますか?
食品の一つひとつは多くの人にとって栄養になるものですが、ある人にとってはそれが体に不利益をもたらす場合もあります。食物アレルギーの場合、食品中の特定のタンパク質に体内の免疫細胞が反応することで起こります。
そういったことも含めて色々な視点から食品に興味をもってもらえたらと思います。知れば知るほど面白い食品学の世界、釧路短大で学んでみませんか?

私の趣味

家族や友人と行く旅行も楽しいですが、私はわりと一人旅も好きです(国内に限りますが)。
出かけた先での目的は一つに絞って、あとは好きな音楽を聴きながらその日の気分で電車やバスに乗って気になったところに立ち寄ってみると、意外な発見や小さな感動に出会えたりします。
目指せ! 47都道府県制覇!!・・で残すところあと十数県。
早く旅行できる日が戻るといいなぁ・・


    渡辺 剛志
    (Watanabe Tsuyoshi)
役職・職階 講師
所属 生活科学科 食物栄養専攻
担当科目 生化学物質論、基礎栄養学、解剖生理学実験、食品衛生学実験
専門分野の概要 生化学を専門分野としています。微生物による物質生産とそれに関わる酵素に興味があります。
学位と業績

専門分野の詳細

発酵は適切な栄養と培養条件を整えると、ワンステップでアルコールや乳酸などを産生してくれます。そして、この微生物の代謝システムに欠かせないのが「酵素」の存在です。過去に糸状菌(カビ)を用いて効率的に乳酸生産を行う研究に取り組みました。
これらの経験を活かして、ゼミ活動では微生物や酵素を用いた実験を実施しています。

入学を検討中の方へ一言

情報のアンテナを高く掲げましょう。
例えば、糖尿病は国民病と呼ばれるほど罹患者が多い病気ですが、「なぜ糖尿病になるのか?」と健康な人々が疑問に思うことは実は少ないかもしれません。
糖尿病の原因については、様々な意見や学説が存在します。それらを理解しようとするときに、本学の講義で語られることが手助けの材料になります。なぜを大事にしましょう。

私のひとりごと

最近は、ゼミ活動で学生達と協力して、ある物質から肌の保湿成分を抽出するための有機化学実験の準備を行っています。長い間、動かしていない機器を使用するので動作確認やダメになったパーツの交換などをしています。
新規の実験を行う前は大変ですが、学生と楽しんで作業に当たろうと思います。

    井上 薫
    (Inoue Kaori)
役職・職階 幼児教育学科長・教授
所属 幼児教育学科
担当科目 教育史、比較文化(2022年度から「言語と文化Ⅲ」へ改編)、教育学、保育内容指導法
専門分野の概要 近代日本の植民地、特に朝鮮における植民地教育政策史研究。日本語や農業に関わる政策の変化や教科書内容を調べています。
学位と業績

専門分野の詳細

教育は、知識や認識を拡げるものである一方で、特定の方向へ導くものとも言えます。
時に、事実と異なる解釈で過去の出来事を説明し、現状を変え、未来を方向付けようとする場合があり、政治の世界でよくなされるので困りものです。
時代とその環境によって変化してきた国の教育政策や国民意識の方向付けを見直し、今の私たちがどのようにしていけば良いのか考えます。

入学を検討中の方へ一言

例えば、子ども(幼児)を「わがまま」と見るか、「何も知らない」と見るか、「よいもの」と見るかで、その子に対する働きかけ方が変わってきます。
こうあってほしいことをストレートに突きつけたり、問いかけて気付かせようとするなど、その方法も様々です。
その子の気持ちを探り、受けとめ、その子自身が何か「したい」という意欲をもって過ごせるように支え、導ける保育者・教育者のあり方を試行錯誤しながら模索してほしいと思います。

私のひとりごと

何事も一歩から。 アブラハム体操も右手から…!?

期待する学生像

子どもにも私たちと同様、個性があります。まずは、これからかかわる“〇〇ちゃん”一人ひとりへの関心をもてること。他の人の考えを理解して、自分の考えを適切に伝えることができること。自分の努力だけでなく、仲間とも協同して課題に挑戦できること。そして、様々な学びや経験を活かし、保育者として人間性や能力を高め続けることができることを期待しています。

2年間の成果

保育や教育、様々な支援や考え方を学び、広く幼児教育・保育の知識と技能を持てるようになること。たくさんの子どもたちとかかわり、子どもたちを支える家庭や社会の課題を学んで、保育者としてふさわしい豊かな人間性と感性を身につけること。そして、子どもや関係者を取り巻く生活環境や生活文化をより良くしようとする姿勢を持てるようになることです。


    進藤 信子
    (Shindoh Nobuko)
役職・職階 教授
所属 幼児教育学科
担当科目 音楽Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、音楽表現法、保育内容研究Ⅱ
専門分野の概要 私は幼少期、鍵盤楽器に出会い、ピアノを中心に音楽の魅力を探り、最近は幼いこどもへこの魅力を伝えている。
学位と業績

専門分野の詳細

音楽は、言語以上に世界共通であり、私は、「ピアノの演奏」で、教育を受け、これまでの人生の歩みとともに、心を支えられ、たくさんの人と心を繋ぐことができました。
現在も、自分の演奏技術を見つめ、仲間とともにコンサート活動を継続しています

入学を検討中の方へ一言

釧路短期大学入学生は、ピアノ未経験者が大半です。
個人レッスンを通して、こどもたちと音楽の楽しさを共感できるように、ともに頑張りましょう。

私の趣味

色々な花を育てたり、鑑賞できることを幸せに感じます。


    秦 直人
    (Hata Naoto)
役職・職階 准教授
所属 幼児教育学科
担当科目 保育者論、幼児理解と教育相談、環境論
専門分野の概要 「保育・教職関係分野」 幼児教育・学校教育関係
学位と業績

専門分野の詳細

  • 子どもを健やかに育てていくための関わり方や保護者・地域との関わりなど、保育者になるための基本的な心構えや役割、教育相談の理論や方法について
  • 子どもたちの育ちに関わる現代の生活環境とその課題を踏まえたより良い保育環境について
  • 幼・保・小の連携の在り方

入学を検討中の方へ一言

将来、保育者として子どもの成長に関わりたい皆さん、一人ひとりに対するきめ細かな指導を大切にしている釧路短期大学 幼児教育学科への入学、お待ちしています。

私のひとりごと

義務教育の現場を離れ、教育機関に勤務する今、あらためて保育・教育の充実の大切さを実感しています。
保育・教育は一人ではできません。失敗もフォローし合い、チームで力を合わせて、子どもたち一人ひとりがキラキラと輝いていける保育・教育を目指していきたいですね。


    服部 健治
    (Hattori Kenji)
役職・職階 准教授
所属 幼児教育学科
担当科目 人間関係論、心身の発達・学習過程Ⅰ・Ⅱ、心理学
専門分野の概要 どんな子も置き去りにしない保育所・幼稚園、学校、地域のあり方について研究しています。
学位と業績

専門分野の詳細

長く教育現場(小学校・特別支援学校)で学びや育ちに困難さのある子どもとその保護者の方に関わってきました。その経験を土台に、子どもが大切にされ、幸せに暮らせる地域づくりのための子ども理解、保育・教育の方法論、専門職の在り方、システムなどに広く関心を持っています。

入学を検討中の方へ一言

『子どもの“子ども時代”』はかけがえのないものです。かけがえのない『子どもの“子ども時代”』が楽しく幸せなものになるよう、一緒に学び、考えていきませんか。お待ちしています!

私の趣味

若いときは、シルクロードを走ったり、チベットに行ったりと、特に辺境旅行好きでした(笑)が、結局、知らない場所、知らない風景、知らない文化、知らない人…、きっと「知らなかったことを知る」ことが趣味なんじゃないかなぁと、今は思っています。


    小林 麻如
    (Kobayashi Maki)
役職・職階 講師
所属 幼児教育学科
担当科目 特別支援教育Ⅰ、こども家庭支援論、保育原理、人間関係論
専門分野の概要 様々な背景を持つ子どもを理解し、適切な支援を考える。また、保護者支援、関係機関との連携のあり方についても考える。
学位と業績

専門分野の詳細

年齢、国籍、障がいのある/なしに関わらず、様々な背景を持ち育った子ども一人ひとりの違いや良さを認め合いながら、共に育ち合う保育/教育が必要とされています。そのため、保育や教育を行う専門職として、一人ひとりの多様な育ちと人権を尊重し、ニーズに合わせた適切な支援(関わり方・環境作りなど)を、保育/教育の現場をはじめ地域へ拡げています。

入学を検討中の方へ一言

一人ひとりの違いや良さを認め合いながら過ごせる環境になれば良いなと思いませんか? 最近ではダイバーシティなんて言葉でも言われています。皆を大切にする、違いを認め合う…確かに実現できれば素敵な世界ですが、それはどうしたら叶えることができるのでしょうか。
私の授業では幼稚園、保育所で多様な育ちとその子を理解し尊重した関わり方について、皆さん自身に考えてもらっています。

私の趣味

私は、ムーミンのリトルミィが好きです。
リトルミィの「影でこっそり良いことをして、サッと消える」ような考え方に共感したからです。家族からは、見た目もそっくりだと好評です(笑) そのせいもあって、リトルミィのグッズを集めることが趣味になりました。パソコンケース、ポーチ、メガネケースに至るまでリトルミィづくしです。

卒業後の進路

幼児教育学科では、2年間の在学中、教養科目や専門教育科目などを学ぶ他に保育所、幼稚園、福祉施設での実習を通し現場経験を積んでいきます。そして、履修した単位により幼稚園教諭2種免許、保育士資格、認定ベビーシッター、レクリエーション・インストラクター等の免許・資格を取得することができます。
卒業後は、それらの資格を生かし地域で幼稚園・保育所、認定こども園・福祉施設の職員として活躍をしています。


    篠木 真紀
    (Shinoki Maki)
役職・職階 講師
所属 幼児教育学科
担当科目 造形表現指導法(環境・表現)、情報機器総論、芸術・アートの世界、芸術表現
専門分野の概要 造形・芸術分野一般。
幼少期や生涯学習における美術教育。
造形分野の教材や指導法研究。
学位と業績

専門分野の詳細

20年以上小学校で図工を教えてきました。私自身も制作したり、美術作品をみたりすることが大好きです。
幼児教育学科は幼稚園や保育所、認定こども園の先生になったり福祉施設に勤める卒業生が多いのですが、子どもたちや施設利用の方にどう造形を楽しんでもらえるかを、知識と技術の両方から伝えています。

入学を検討中の方へ一言

進路で悩むこともあると思いますが、人生は結構軌道修正ができます。まずは好きなこと、やりたいことをやってみて、やりながら修正していくことがおすすめです。
迷ったり悩んだりするときは近くの先輩たちや家族、友人たちと話していっぱいアイデアをいただいてください。そして最後は自分の意思で決めることが大事です。

私の趣味

キャンピングカーが好きです。
いろいろなところに出かけながら車中でのんびり過ごしたり、時には仕事をしたり、自由に過ごしています。なかなか遠出ができない時期ですが、少し普段とは違うところに行くことでリラックスできます。釧路は夕日が綺麗なので、海岸沿いがおすすめです。


    山本 瑠美
    (Yamamoto Rumi)
役職・職階 講師
所属 幼児教育学科
担当科目 健康論、幼児体育指導法(健康・人間関係)、生涯スポーツ実技、レクリエーション実技
専門分野の概要 子どもにおける運動習得のプロセスに関する運動学的研究
学位と業績

専門分野の詳細

人間は先天的に身に付けている運動が少なく、後天的に学習をしながら様々な運動を習得していきます。こうした子どもたちの運動習得をより実りあるものにするためには、大人(保育者)の適切なかかわりが重要です。
そのため、子どもたちの運動習得の観察や指導の実践を運動学的視点から分析し、そのプロセスを解明することによって実践場面により有益な知見を提供することを目指しています。

入学を検討中の方へ一言

たくさんのスポーツを経験して、子どもたちと一緒に遊べる幼稚園の先生になりませんか?

私のひとりごと

子育て奮闘中の主婦をしています。子どもの成長が今の楽しみです。