釧路短期大学は、1964年に北海道東部の釧路市に創立され、開学60周年を迎えました。
本学は、2つの国立公園に象徴される豊かな自然資源、それらを利用する農林漁業、国内唯一の坑内掘り炭鉱、水産加工をはじめとする食料品、製紙、化学などの多彩な製造業、2つの玄関口-空の玄関口(空港)と海の玄関口(港)-を有する地域の中核的都市・釧路市に所在する、生活科学科(生活科学専攻・食物栄養専攻)と幼児教育学科の2学科、男女共学、入学定員100名・収容定員200名という小規模な短期大学です。
「愛と奉仕」(人を愛し、人に尽くすこと)を建学の精神とする本学は、釧路・根室地域を主とする地域社会を基盤とし、地域に貢献できる人材の養成・輩出を主要な役割とする地域密着型の高等教育機関です。
多数の入学者を釧路・根室地域から迎え入れ、2年間の学修を経て、この社会で生き、地域で活躍する、地域を支える、地域を創る一員として貢献できる卒業者を地域社会に送り返すこと、それが本学の大きな使命だと自覚しています。
学生たちが人として社会人として生きるための知識・技能や資質を養う教養教育、様々な職業で生き、活躍するための学科専攻別の専門教育・免許資格専門教育(司書、栄養士、幼稚園教諭、保育士など)を通じて、人を愛し、地域を愛し、世界を愛し、職業や社会での活動に真摯に、真剣に取り組むことができる存在へと学生たちが成長できるよう、本学の教職員は全力で取り組み、多様な学生たちを支援しています。
幸いにも、これまでの本学卒業者の多くは、地域社会から高い評価をいただいてきました。変わりゆく社会・地域……。これからも、地域に社会に温かな恵みを生むことができる卒業者を育て続け、地域に貢献し続けること、それが本学の存在意義と考えています。
釧路短期大学は日本の大学・短期大学のなかで最も東に位置するため、最も早く朝日が昇り、夜が明ける短大です。昇る朝日は、人々を、地域を照らし、そして温めます。本学がそのような存在として、多くの方々の共感を得られるよう、これからも努める所存です。